飛鳥山公園

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三瓶英雄(新十回卒)

ここは幕臣山岡鉄舟が幕末・明治維新の国事に殉じた人々を弔うために建立した寺で、鉄舟、三遊亭円朝の墓があり中曽根元首相、安倍現首相がここで
座禅を組むことで知られる。ここで
最後の休憩後、近代日本美術の先覚者岡倉天心の住居跡に建つ記念公園、萩寺として知られる宗林寺を経て
谷中銀座に到着。

天に恵まれた10月24日

西日暮里駅に27名が集い、東京の下町の中でも戦禍を逃れたために往時の風情が残る人気の参加者はいつもの常連の他初参加は

同窓会員の鈴木稔さん、山内佐内さん、亀井美津子さん、それに日比谷恵和子さんの友人金賀未枝さんの4名でようこそ!。 

期日:平成27年10月24日 
参加者:27名  

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ここは高低差4m、緩やかな36段の階段で階段上から谷中銀座を見下ろす風景が夕焼けの絶景スポットになっている。

 そして階段を上っていよいよ最後のコース、幕末の上野戦争で敗れた彰義隊を匿ったために新政府軍から攻撃を受けた鉄砲玉痕が今も山門に残る経王寺を観て
ゴール、日暮里駅前の陸橋を渡って打ち上げの懇親会場に向かう。

 五十嵐会長の発声で乾杯し宴会開始。程よく疲れたお腹にアルコールが染み渡って、いつもながらのご機嫌な盛り上がった懇親会になり、又の再会を期してお開きにした。

皆さん、無事に完歩お疲れ様でした。そして世話人を引き受けてくれた上杉さん、しんがり役の鈴木さん、そしてコースの下見に付き合ってくれた7名の皆さん、
本当にありがとうございました。

谷中霊園を出て小憩後、更に創業80年の老舗和菓子屋岡埜栄泉、都内で一番大きなクスノキと幕臣高橋泥舟の墓がある大雄寺、江戸時代から酒屋を
営んでいた建物を移築した下町風俗資料館を観て進むと、寺の街谷中を象徴するような大小のお寺が連なる中をヒマラヤ杉の巨木、大名時計博物館、
外国人観光客に人気の日本旅館澤の屋、染物の丁子屋など人気のコースを経て根津神社に到着し、正面入り口近くの一角を借りて昼食休憩。

ここは寛永寺や天王寺の墓域と入り込んだ広大な墓地で、点在する古木や桜並木が美しく散策する多くの人出がある。
露伴の小説の舞台で昭和32年に焼失してしまった五重塔跡、獅子文六、長谷川一夫、川上音次郎、高橋お伝、鳩山家、横山大観、徳川慶喜など
著名人の墓を巡った。高い鉄柵で囲まれた広い徳川慶喜のお墓の前では、説明をお願いしたボランティアの男性が我ら全員が
会津出身と知るや、慶喜が容保と会津を見捨てたのは誤解とばかりに慶喜の功績について熱弁を奮って止まる様子がなく、
感謝しつつも打ち切ってもらい次へと急ぐ一幕もあった。

コース:西日暮里駅→道灌山→高村光太郎碑→諏訪神社→富士見坂→中野屋→谷中せんべい→幸田露伴住居跡→北原白秋住居跡

→朝倉彫塑館→観音寺→五重塔跡→谷中霊園→徳川慶喜の墓→愛玉子→岡埜栄泉→大雄寺→下町風俗資料館→ヒマラヤ杉

→大名時計博物館→ねんねこ屋→丁子屋―芋甚―根津神社―へび道―指人形笑吉―いせ辰―谷中小前時計塔―全生庵―初音の森公園―

岡倉天心記念公園―宗林寺―谷中銀座―夕焼けだんだんー経王寺―日暮里駅

入口に「ひぐらしの里谷中銀座」の看板が目立ち全長175m、道幅5〜6mの両側に70店舗がひしめきどこか懐かしい地元商店街で、外国人も
目立つ多くの観光客でごった返している。

冷やかしと買い物のため暫しのフリータイム後、日暮里駅方面からこの谷中銀座に下る坂に設けられた階段“夕焼けだんだん”に集合して記念写真を撮る。

 満ち足りて元気回復した午後の部は、本殿でお詣りし記念撮影後裏門から千駄木方面に向かう。かつて藍染川の清流が流れ蛇行していたことから
呼ばれるへび道を進んで再び谷中エリアに入り指人形の笑吉、江戸千代紙のいせ辰を覗き谷中小学校前の時計塔を経て全生庵に到る

古びた狭い店構えながら老舗として良く知られる佃煮の中野屋や店先で焼きたての谷中せんべい店を横目に見て、「五重塔」で知られる
明治の文豪幸田露伴、詩人・歌人として知られる北原白秋の住居跡、朝倉彫塑館、瓦と土を交互に積み重ね屋根瓦を葺いて作った観音寺の珍しい
土塀を巡り谷中霊園に入る。

 次いで台地上の道を進み、彫刻家で「智恵子抄」で知られる高村光太郎の母校である小学校門前に立つ直筆の石碑、
地域の総鎮守として崇敬された諏訪神社、坂上から富士山が眺められたが最近高層マンションが建ち眺望が危うい富士見坂を経て
谷中エリアの入り口に到る。近くの日暮里駅からこちらに向かう観光客が目立ち始める。

 道灌坂の陸橋を登り最初に向かったのは道灌山、ここは上野から赤羽に続く山手台地の一部で、室町時代末期の武将太田道灌の出城があった。
西日暮里駅を真下に見下ろす位置にあり、公園になっていてこの地の由来を丁寧に紹介する案内が立っている。