格闘技家ではとも思わせるいかつい新郎の風貌は新婦に似合わないと思うのは爺いのひがみか。
坂を下ったところにあるレストランが勝海舟邸跡、何十年も前に来たときには古い住居が残っていたが、
今は案内の標識を残すのみだ。
氷川坂・南部坂を経由して六本木通りを長い連絡歩道橋で渡り、サウジアラビア・スウエーデン・
スペインの各大使館へ。スウエーデン大使館では思いがけなく公開日になっていて内部を見学できた。
ホテルオークラ・桜坂を経由してアークヒルズで休憩、ＴＶ朝日の前で土曜朝市が開かれていて
賑わっていた。

最後は山口百恵が結婚式を挙げたことで知られる（古い！）霊南坂教会を経由して霊南坂に
進むと俄然警察官の姿が目立って警戒が厳しくなり、立哨の警察官にどんなグループで
どこから来たのかと誰何される始末で、アメリカ大使館には到底近づけない。
塀沿いに反対側の歩道を正面入り口に進むが更に厳重な警戒。やむを得ずこれで見学コースはお終い。

最近開通した通称“マッカーサー道路を”を渡って虎の門に向かい打ち上げの懇親会場へ。
程よく疲れたお腹にアルコールが染み渡って、いつもながらご機嫌な盛り上がった懇親会になり、
またの再会を期してお開きにした。

皆さん、ハプニングにもめげずに完歩お疲れ様でした。そしてしんがり役でＫさんの世話を
引き受けてくれたＹさん、Ｍさんありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　

“豪華だなあ”“此方には縁がないなあ”の声あり。
周囲に紀州藩・尾張藩・井伊藩の屋敷があった紀ノ国坂･紀尾井坂に向かうと前方に
こちらにカメラを向けている決して若くはない怪しげな男を発見、よく見るとＳさんで
飛び入り参加と判明、もちろんウエルカムだ。
ホテルニユーオータニとは満開の八重桜が続く道路を隔てて清水谷公園があり、
不平士族に暗殺された明治の元勲大久保利通の追悼碑がある。
“こんなのがあるのを知らなかった”の声しきり。弁慶橋、赤坂見附跡を抜け三べ坂へ。
右手参議院議長公邸門前に華族女学校跡碑が建つ。ここでも“到底縁がないとこね”の声
“三ぺいさんの坂なの”と問われ、案内標識の“岡部・安部・渡辺３大名屋敷があった”
との由来を読んでもらい誤解を解く。
メキシコ大使館を見学後、太田道灌が川越の日枝神社を勧請したと伝えられる
山王日枝神社に向かうが、最後尾がなかなか追いつかず、良く見るとＫさんの足がなかなか
進まずしんがり役をお願いしたＹさん、Ｍさんが両側から助けながらゆるゆる進んでいる様子。
神社の階段を両側から抱えるようにして何とか登り本殿へ。
赤坂サカスで休憩を取った後、予定していた高橋是清記念公園やカナダ・カンボジア大使館を
ショートカットして六本木のミッドタウン・檜町公園に向かうが、依然Ｋさんの足がなかなか
進まず、やむを得ず中途リタイヤを説得し、みんなが昼食をとっている間にタクシーを拾って
新橋駅まで同乗して送ってから取って返した。
思わぬハプニングが生じたが、
午後の部の行動は予定通り、檜坂・本氷川坂を経由して将軍吉宗の命により遷座されたという
氷川神社へ、本殿前では丁度式を挙げたての新郎新婦が記念撮影の真っ最中。初々しく美人の
新婦には“きれいねー”の声が挙がる。

コース:四ツ谷駅→迎賓館→紀ノ国坂･紀尾井坂→清水谷公園→三べ坂
→メキシコ大使館→山王日枝神社→赤坂サカス→ミッドタウン･檜町公園
→檜坂→本氷川坂→氷川神社→勝海舟邸跡→氷川坂→南部坂→サウジアラビア大使館
→スウエーデン大使館→スペイン大使館→桜坂→アークヒルズ→霊南坂→汐見坂
→アメリカ大使館→虎の門

　昨秋実施の“麻布の坂道と大使館、恵比寿ガーデンプレイスを巡る”
が好評だったことに味を占め２匹目のどじょうを狙って、今回も大使館と坂道を巡る
タウンウオークを実施した。

　参加者は会員の他谷川さんや遠藤さんの奥さん、成田さんのお友達といった今や常連、
さらに今回は佐藤さん、池田さんと是非東京の街を歩きたいとわざわざ信州から上京して
きた遠藤さんのお義姉さんが初参加。

桜の見ごろは過ぎたものの春爛漫の四ツ谷駅前を出発すると程なく白くて高い
鉄柵に囲まれた迎賓館、警護のお巡りさんに挨拶して正門越しに広い西洋庭園と
バッキンガム宮殿をモデルにしたといわれる迎賓館を遠望し集合写真をパチリ、