お腹いっぱい、楽しさいっぱい、リュックにお土産いっぱいで満足いっぱいであった。
幸せいっぱい、言うことなし。平成25年11月10日の芋煮会は、最高でした!
東京若商会芋煮会のために社屋を提供いただいた佐藤順昭先輩に感謝、感激である。
芋煮会は最高でした!
新二十一回卒 三浦新治
「明日は全国的に大荒れとなる模様」というテレビの天気予報があった。一方、ベテラン幹事の三瓶先輩から一斉メールにて
「栃木は午後に小雨予報だけど、雨天時は屋内でやるので予定どおり実施。」の気配りの連絡入る。晴れ男の小生は、
「雨は降らない!」と自己暗示をかけ、空っぽのリュックを背負って家を出る。途中、乗っていた電車が動かなくなった。
気づかなかったが、後の車内放送で地震があったことを知る。安全確認のため、なかなか動かない。集合時刻が迫る。
早く動いてほしい…徐行運転ながらも動きだし、リュックを背負ったみんなと無事合流でき、指定の電車に乗り込む。いざ出発!
行き先は、北関東・田園豊かな栃木の地に所在する「ユンケル工芸」社。その社屋一角にその会場があった。
芋煮会の会場である。「ユンケル工芸」社といえば、何を隠そう、東京若商会の重鎮・佐藤順昭先輩が社長を務めるところだ。
現地直行組、電車利用組で相前後して集結したのは女性四名、男性一四名。食欲旺盛の、アルコール大好きの元気な総勢
一八名で、お話によると過去最大の参加規模とのこと。
自然と役割ができる。食材を洗う、皮をむく、切り刻む、薪をくべる、釜を沸かす、餅をふかす、味付けする、板とシートでのテーブルづくり
等々…効率よく作業は進む。ユンケル工芸社長令夫人にもお手伝いいただく。直径五〇センチもあろうかという巨大な鍋ふたつで、
秘伝のたれを注ぎ込み、豪快に、大量の芋煮を仕込む。ドラム缶を加工した特製かまどでぐつぐつ煮込む。
昔懐かしの杵・臼によるぺったんぺったんの餅つき。年季の入った臼を特殊工具で一部削り取るも不具合の修復つかず本格餅つきと
はならなかったが、杵を振り上げての餅つきはとてもいい。快感である。今や懐かしの光景である。昨年も同様なことがあったとかで
電動餅つき器が準備されていた。用意周到、さすがである。
会津清酒、幻の銘酒、ビール、ワイン、シャンパン、焼酎…みんなで飲もうと多くの有志がそれぞれ持ち寄る。
チャーシューや刺身など豪華差し入れ盛りだくさん…都合で参加できなかった先輩からの銘酒も並ぶ。
準備OK。まずはビールで乾杯!
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追伸
恥ずかしながら、実のところ小生は初参加なのです。諸般の都合が重なったものだから。
今回も地元ボランティア行事と重なったのですが、心を鬼にしての参加でした。
来年以降は芋煮会参加最優先で考えます。だって、楽しく、愉快で、おいしいから…。
未参加の諸兄に一言。芋煮会参加の選抜試験はありません。あなたの『よし、わたしも参加しよう!』
という意思表示だけです。念のため。来年お会いしましょう。
丹精のこもった地産の野菜いっぱいの、出来たて熱々の芋煮鍋を頬張る。多少粒々も混じるが、あんころ餅、きなこ餅、芋煮に入れて食べるつゆ餅と
バラエティに富む。手打ちそばもある。時間をかけて打ってくれたそばを釜で茹で、冷水に通してざるそば風にして食べる。コシがあってこれまた美味い。
二つあった造り立て芋煮大鍋はどんどん減っていく。十八個の胃袋が大容量なのか、美味いためか、間違いなくその両方である。
更には野外という環境と各種アルコールを補給しながら食したこともよかったことは言うまでもない。
多くの仲間と一緒にアルコールを飲みながら食べるのは最高である。元会長、前会長、現会長にもご参加いただいた。
先輩、同輩、後輩面々の勢揃いである。久しぶりに会う先輩諸氏とも言葉を交わすことができ楽しいひとときであった。
晴れ男の小生や、参集者の念力もあってか荒れると予報された天気情報を覆し一時晴れ間も覗く状況で、七夕のように一年一回限りの芋煮会とあって、
お天道様も妥協してくれたと思われる。
♪青垣山をめぐらせる…の応援歌や♪紺青さながら…の旧校歌を大声で歌うのは東京若商会の伝統的締めくくり方法だ。
音頭をとるのは、何といっても白井大先輩のお役目。大いに盛り上がった。
帰り際、形は少々不揃いながら各種取りたて野菜をたくさんいただいた。
空っぽのリュックがはち切れんばかりに膨らむ。ずっしり双肩に食い込む。