東京若商会平成26年秋季親睦旅行
北茨城・平潟港温泉
2014年10月5日〜6日
波瀾万丈の旅となりました!
年1回しかない我々の旅行は貴重なお楽しみ親しみの会なのだ。せめて晴男の儚い願いを叶えてほしいのに、やんちゃドラ
息子のような台風が、一緒に行きたいとダダをこねて泣きじゃくったため雨となってしまった。そのとばっちりを受けて計画は全面
見直しを余儀なくされた。
波瀾に富んだ“とんだ旅“となったが、それなりに丸く収まった。今回の旅館選定にあたっては何度かの宿泊経験を活かし段取り
いただいた成田先輩をはじめ、企画段階から多岐にわたる支援や、旅行中多面にわたり活躍いただいた多くの方々、とても
ありがたく助けられた。そして旅行参加の皆さんみんなの「雨ニモマケズ風ニモマケズ」の笑顔が波乱万丈の旅を支え、そして盛り
立てていただいた。主役はみんな!感謝感激である。
新21回卒 三浦新治
東京若商会の旅行会の場合、第一幕が終わるということは、第二幕が始まることを意味する。まずは会場づくりに取り掛かる。
17畳ある宿泊定員8名の比較的広めと思われる幹事部屋に、同じ広さの他の3つの部屋からそれぞれテーブルを運び入れる。
テーブル4つを並べるとさすがに窮屈だ。そこに、旅行参加の24人全員が入る。通勤電車並みに肩が触れ合うようだ。テーブルからはみ出さないと座れない者もいる。
テーブル上にはニシンの山椒漬け、きゅうりの1本漬け、おいしさ日本一に選ばれたという会津下郷産里芋の煮っ転がし等々、室井顧問ご夫妻の手作り料理だ。
会津人には慣れ親しんだ懐かしの味に舌鼓。会津銘酒との組み合わせは抜群、最高。お酒の減り方が半端でない。たまんねー!場所を替えての2次会。
エンジン全開である。
翌日、朝食を済ませ、ロビーで集合写真を撮り2日目がスタート。前日行った特産品店に再度立ち寄った後、「野口雨情記念館」に駆け込む。
『七つの子』、『赤い靴』などの作詞で知られる「雨情」は心の優しさもあってか童謡作家として心温まる詩(うた)を作り続けたが、当日の天候は
名に反し「雨」は横殴りで「情」容赦なく荒れ狂う。でも、これは「雨情」のせいでなく、昨夜、宴会に呼ばれなかったことを恨んでいるのか、昨日よりも雨、風が強い。
たぶん台風がヘソを曲げたに違いない。街道沿いの大規模海産物店に寄り道する。皆さんそれぞれにお土産調達しバスの横腹収納スペースに
入れ込んでもらうと、バスは昼食会場へとひた走る。
リュックを背負い傘を差す姿は何とも妙な格好だ。仲間と一緒に摂った朝食後の出立ちである。
東京・秋葉原は生憎の雨であった。 昼食にも呼ばれなかったので台風は諦めたのか、我々が食前酒のビールを呑んでいるころには徐々に外は明る
くなり、食事を終え出発のころには太陽が顔を覗かせる状況となった。
宿に到着すると、早速産地直送・海の幸満載の昼食をいただく。その前にお茶とビールで乾杯。昼間からビールが進む。腹ごしらえができた。
宿の送迎バスが待機している。これからぐるり案内してくれる。
さあー、午後の部出発。美術館に向かう。岡倉天心美術館だ。常設展示のほか企画展も併設されていて両方観ることができ、ラッキー!だった。
雨に濡れる庭園も美術品のようでこころ落ち着く。地元特産品店に立ち寄る。
お土産調達する者多し。二次会用の缶ビールも確保。台風も手加減してくれたのか、雨は思いのほか小降りであった。
参加者の皆さまには詳細をお伝えできてなかったが、当初計画では五浦六角堂をはじめとする北茨城散策や、会津・日新館に
肩を並べる水戸・弘道館と、日本3名園のひとつである偕楽園などを巡ることを考えていた。
午後4時、定刻に出発地であるアキバ末広町に到着。旅行会は送迎バス下車とともに流れ解散となったが、その後、東京若商会御用達お酒処『キプロス』で反省会となった。
別れが辛いと集まったのは9名。貸し切り状態。旅行参加のマスターが旅先で家族のために買い求めた土産品までがテーブルに並ぶ。
大いに飲んで景品付きカラオケ大会で盛りあがり再炎!
どこかに行ってしまったが、台風の後遺症で常磐道が一部区間通行止めが続いている。そのため一般道を走ることとなり、渋滞に巻き込まれた。
渋滞イライラ解消狙いはなかったが、用意周到、昼食直後に立ち寄ったコンビニでお茶、お酒、ビールを補充する。その後、常磐道は通行可能となり、一路、東京へと快走する。
五十嵐会長からご挨拶いただき、酒井繁先輩の乾杯の音頭でいよいよ懇親会の始まりデス。若商旅行会の懇親会はことばで言い尽くせない
内容盛りだくさんである。カラオケは言うまでもなく、恒例のA男クンとB子嬢の掛け合い踊り、C夫クンの何番まで続くかわからない身振り手振り付きの
エンドレスの歌、D子嬢とE雄クンのミニトークショー等々出し物満載、雰囲気最高。持ち込んだ会津銘酒2升も底をつく。
舞台付きの大座敷で大いに盛り上がった懇親会も終了時刻が迫ったことから、イイ顔しての集合写真のあと、エンディングは声高らかに
応援歌の大合唱で第一幕終了。
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今回の北茨城・平潟港温泉宿泊の旅は、平成20年度若商会の旅行で行ったときと同じ旅館であったので、その時参加した
方々にとっては新鮮味に欠けることとなったが、でも魚介類は新鮮そのものだったし、持ち込んだ会津銘酒はいうまでもなく
美味しくいただけた。
〔旅行日 平成26年10月5〜6日〕
風呂上りのノドを潤すには乾杯ビールが一番!ということで、多少雨に濡れたこともあって、皆さんには天然温泉に浸かっていただいた。
……旅行の準備段階での話。日本酒1升びん4本を会津から取り寄せていただいた。宴会で旅館のお酒も呑むだろうから
持ち込み数4本は多いのではないかとの話もあったが、とりあえ全部持ち込んだ。ところがドッコイ、ふたを開けてみたら不足
状態であった。第一幕では1升ビン1本は持込み了解を旅館に取り付けたが、気が付けば2本目も空ビンとなってしまったし、
第二幕では懐かしの郷土味とつまみもあり、残りの一升ビン2本も飲み干し、足りなくて自販機から補充する状況と相成った。
酒豪会津人の胃袋は強靭だ。お酒がスーッと入る若商旅行会の独特な雰囲気がそこにあったからに他ならない。