T104−H8B

H8/3068F、PLD、USB、Ethernet

好評発売中

■1−1 特徴

 CPUは日立H8/3068Fを使用。動作クロック24.576MHz フラッシュ348kバイト RAM16kバイト。高速動作。書き込みスピードもアップしています。
 DIOにALTERA MAX7000SシリーズのEPM7064Sを使用。カスタマイズも可能です。 
オプションでFTDI社のFT8U245AMを搭載可能。簡単にUSB機能を追加できます。 
オプションでEthernetコントローラRTL8019ASを搭載可能です。書き換えのためのブートモードへの切り替えは1つのスイッチをONするだけ。
上にインターフェースボードを載せたままでも切り替え出来ます。
マニュアルリセットスイッチ付き。書き込みツール付き。バックアップ用リチウム電池はホルダーを介して実装。

■1−2 仕様概要

CPU:日立 H8/3068F 24.576MHz フラッシュ348kバイト RAM16kバイト

SRAM:1Mバイト 16bitバス リチウム電池でバックアップ(ホルダ付き)オプションでスーパーキャパシタ(1F)に変更可。

リアルタイムクロック:セイコーエプソンRTC62423

書き換えのためのブートモードへの切り替えは1つのスイッチをONするだけ。

マニュアルリセットスイッチ付き。

書き込みツール付き。

DIO:ALTERA EPM7064S(オプションでEPM7128S)。47ビット内32ビットは8ビット単位で入出力設定可能。残り15ビットは入力専用。
全てのピンはプルアップ済み。
ALTERA MAX+plus II 10.1 BASELINE等でゲート数の範囲でカスタマイズ可能。例えばパラレル/シリアル変換、カウンタ等。

PC/104バスサブセット付き。データバス8ビット。

RS232×3chまたはオプションでRS232×2ch+ 485/422×1ch。

以下オプション

USBインターフェースを付けることが可能です。
FTDI社FT8U245AM。簡単にUSBを使用することが出来ます。セルフパワーのみ。
https://www.ftdichip.com

EthernetコントローラRTL8019ASを搭載することが可能です。現段階ではソフト面では未サポート。
UDP/IPのテストプログラム付き(ソース無し)

12ビット8chADコンバーターと12ビット1chDAコンバーターを搭載可。

CPUとは別に512kバイトフラッシュメモリー(MBM29F040C-90)を搭載可。

■1−3 オプション

 下記の[]内のアルファベットをT104-H8B-の後ろに付けることでオプション設定可能です。

例えば

 T104-H8B-UE
 
はUSBとEthernetを付けることになります。


[U] USB:FTDI FT8U245AM

[E] Ethernet:Realtek RTL8019AS

[P] PLD:EPM7064STC100-10 → EPM7128STC100-10

[A] 8ch 12ビットADコンバーター:MAX197

[D] 1ch 12ビットDAコンバーター:MAX530

[R] RS232 X 3 → RS232 X 2 + 485/422 X 1

[F] Flash 512kバイト富士通 MBM29F040C-90

[S] 8点DIPスイッチ。DIOで読み込み。

[C] リチウム電池のかわりにスーパーキャパシター(1F)。

追記:

T104-H8BのイーサネットオプションでMES2.1が動作しました。

■ハードウエアの設定です。

CPUのクリスタルを25MHzに変更

HJ12をショート

HJ15をショート

します。

■config.sysの例です

sram b=200000 s=100000 bw=16 w=1
memory b=200000 s=80000
sci0 f=25000000 br=115200
sci1 f=25000000 br=115200
ram0 b=280000 s=80000 port=61
ne0 b=440060 bw=8 irq=5
boot dev=/ram0/
end

ram0 b=280000 s=80000 port=61
の行で

port=61

この意味はRAMDISKをバックアップして使用するということと、OSが立ち上がる
時、CPUのポート61がLであればRAMDISKをクリアするという意味です。
最初にCPUのフラッシュに書き込んだ時やCPUが暴走した時、RAMDISKをクリアし
たい時はP61をLにしたまま電源を入れます。
OSが立ち上がる度にRAMDISKをクリアしたい時は

ram0 b=280000 s=80000

にします。

■ディスク編集

config.sysができあがると、後は他のCPUと同様ディスク編集ツールで書き込む
ファイルを作ります。

■CPUのフラッシュに書き込み

CPUはH8/3068FということでMESの開発ツールのフラッシュライタは使用できませ
ん。TACの書き込みツールもクロックを変更しているので使用不可です。
ルネサスのホームページからフラッシュ開発ツールキット 無償評価版
をダウンロードして書き込みしてください。

お問い合わせメール

T104-H8B 取扱説明書 (pdf.)